孤独なおっさん

年賀状は一通だけ受信した。

 年賀メールは、送信したら一通だけ受信した。

 典型的な孤独なおっさんである。

 世の中には、このようなおっさんもいていいのだが、今までは、とても辛く、孤独になったが、最近は、これでもいいと確信できるようになったが、典型的な、いわゆる根拠のない自信かもしれないが、これ以上は考えるのは面倒だ。

 昨日も歩いた。

 借りてた本を返却ポストに入れたのが唯一の外出の目的で本来は1/5(日)が返却期限だったが、その日は他に予定があり、はやめに返却した。

 帰り道に歩いてたら神社寺があり子供の頃から神社寺参拝が好きなので参拝した。

 墓地があり、そこに入ったら、ちょうど父親の父親が入営し、母親の父親が大卒した年に鬼籍に入られた17歳女性の墓があった。

 父方の祖父は入営直前まで都内で過し、母方の祖父は同じく都内の大学卒であり、それの墓石は都内の隣の県内にあるので、何らかの接点があったかもしれない・・・・・ヤフー知恵袋で「無縁墓」で検索し眺めてたら「遠い先祖が、どこかで繋がってるかもしれません」と書いてあったが、現実的に考えて、あったのか、なかったのかは、わからないし調べようがないし調べ方も、わからない。

 でも印象に残った。

 無縁墓・・・・

 その墓地には、あきらかに?年間、誰も参拝してない墓地もあったし、墓石の文字が判読不可能な墓石もあった。

 生きた証を知りたいと思い読もうとしたがダメだった・・・・・おまけに、どのような人生を営んでらっしゃったのか、まったくわからないが幸せな人生だったと思ったし、今日も昼食の為に外出したら心優しい人々と感動を共有することができた。
 
 植物、天気、食物等の、あたりさわりのない話題であるが皆、ちょっとしたことにも感動できる人々なのだが、その「ちょっとしたこと」にも最近まで自分に自信が持てなかったが故に、まったく気づかなかったが、これから、そのようなことにも感動できることを、どんどん増やしたい。