40代独身男性

最近、なぜか過去に会った人々を思い出すことが多い。

 思い出すのは主に、いい思い出の人々が多く、逆に侮辱した人々(連中?)を思い出したとしても、いい思い出の人々を思い返し忘れるようにしてるが、これは人間の本能だそうだ。つまり人間とは嫌な思い出を忘れようとする本能があるそうで、その本能を鍛えれば嫌な思い出を更に忘れやすくなるはずだが、その本能の鍛え方がわからないので、とりあえず仕事等、健全な努力をがんばってる。

 そのいい思い出の人々の多くは今、何をやってるのか、わからないが、その人々のことを忘れることはなく、むしろ鮮明に覚えてるので、いつか再会したらお礼を言いたい。
 
 最近・・・・

 40代以降、特に40代半ば以降から女性達から

 「独身ですか?」

 と尋ねられることが多い。

 なぜ彼女達は独身とわかるのだろうか・・・・・?いわゆる女の勘かもしれないが、それにしても凄い。何しろ、ちょっと、ほんと(「ホントにホント!」)にちょっと会話した場合は、もちろんのこと完全、初対面の女性達からも

 「独身ですか?」

 と尋ねられる。隠してるわけではないのだが、なぜかバレる。

 以前、某所の喫煙所で喫煙してた。

 灰皿から向って左側に女性1、同じく灰皿から向って右側に女性2がいて、女性2の隣で喫煙し、シケモクを、その灰皿に捨てようかと思い、女性1と女性2の間に入ったら、女性1が女性2のみならず、私にも聞こえるように、こう言った。

 「独身~~?」
 
 無言で二度、うなずいたら、再び彼女は、

 「独身~~でぇ~~・・・・・」

 なぜ私が独身と、わかるのだろうか・・・・?

 女の勘は凄い。

 時々、既婚男性が他の女性と遊びたいから独身と偽る場合があるようだが、あれ・・・・・確実に既婚者とバレてるよ。

 女性達は騙されたフリをしてるだけだ。

 だが上野千鶴子著『男おひとり様道』と言う本には、こう書いてある。

 「女は男おひとり様を放っておかない」

 確かに、それは確実にいえてる。周囲の女性達、皆、優しい。